Mikaに初めて会ったのはリオのとあるジャズライブハウスでした。その出会いはとても興味深いものでした。
その日 そのライブハウスに着くとほどなく ベーシスト(Augusto
Mattoso)の彼女がMikaを紹介しに私の席まで来ました。
Mikaはすぐ私と一緒に写真を撮りたがったのですが、 私のことを既に知っていて、私の作品が大好きなのだといいました。それから暫くいろんなことを彼女と話始めましたが、地球の反対側同士だというのに お互いに不思議とよく分かり合えました。
そして彼女が今回リオでレコーディングするつもりのCDのプロデュースを私にお願いできないかと切り出すのにそれほど時間はかかりませんでした。
私は彼女に尋ねました。「それ(レコーディング)はいつの予定なの?」「今 すぐ!」
彼女はそう答えましたが、レコーディングするには あまり時間がありません。
まず 彼女には実際に演奏を聴かせてもらう必要があることを告げました。偶然そのときそこで演奏していたピアニスト(Osmar
Millito)が私に少し演奏してくれるよう、勧めたので少し弾かせてもらってすぐに終わらせ、Mikaを呼んで弾くように言いました。
驚いたことに 彼女は洗練されていて しっかりしたテクニックを持ち 音楽的才能にあふれていて、その上とても感情豊かにブラジル人独特のリズム感でブラジル音楽を弾いたのでした。それが大変 気に入りました。
そんな訳で早速2日後に彼女がレコーディングするつもりでいる曲を検討してみることにしたのですが、そのときに彼女がふざけて私に数曲歌ってくれました。
私はすぐに声質も歌い方もすごくいいから、君の歌もCDに入れるべきだと言いましたが彼女は驚いていて、なかなか信じられない様子でした。歌入れのレコーディング中もずっと「本当にこれでいいの?」と繰り返していました。
彼女は注意深く、真面目で皆に対しても親切であるし 音楽のクオリティも高いうえ あらゆる意見に耳を傾けてくれたので 大変プロデュースしがいがありました。
そうして彼女は良い作品がスタジオで作られているときの あの雰囲気を盛り込むことに成功し、レコーディングに参加したミュージシャン達も彼女に深い感銘を受けているようでした
ブラジル音楽に対する理解と聴衆を魅了するということは彼女にとって非常にたやすいことのようです。 レコーディング自体も素晴らしいものとなり順調にいきました。
愛らしい仕草と見かけに反して力強く迫力のある演奏、この二つの対照的なものを併せ持つアーティストという点で非常に強い印象を与えます。
私は今後もまた彼女のプロデュースをしたいと思うし、これから益々 彼女も活躍していくことと確信しています。
Mika, 私達ブラジルの皆 君と一緒に仕事をするのが大好きなんだ。
本当に楽しかったよ。またすぐに戻っておいで!
Luiz
Avellar